自由研究のテーマとして人気の高い理科実験や科学実験、一番簡単な観察日記について取り組むときに注意することがあります。自由研究実験キットを使えば、簡単にできてしまいますが、キットを使わないようにという案内をしている学校もあります。実験や観察をテーマとして進めるときに注意したい5つのことがあります。この5つのことを守りながら安全に、そして自由研究として意味のあるものにできると思います。

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自由研究テーマが実験・観察のときに注意すべき5つのこと

理科実験や科学実験をテーマとして、自由研究をまとめる人が多くいます。特殊な器具や用具を使わなければいけない実験は購入するのに費用も掛かりますし、自由研究のためだけに買うのは無駄だと思います。家にあるものや手軽に購入できるもので行える題材がおすすめです。

観察も人気の高いテーマで、簡単に取り組めるからです。でも、親からすると期間が長いので、子供は飽きてしまい親が観察記録を残しておき、夏休み最後の日に、子供がまとめるということが多く、親としては避けたいと思っている人が多いテーマでもあります。

実験と観察を自由研究のテーマとして進めるときの注意点をまとめました。

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繰り返し実験や観察を何回も行なう

実験や観察をするときの注意点として、 繰り返し何回も試すことが重要になります。繰り返して何回も行なうことで、研究結果の正確さや精度を高めることができますし、万が一、違う結果が出てしまった場合は、どうしてその結果になったのか考えることで、研究をより充実したものにすることができます。実験を違う方法で、できないか試したり、違う視点から研究ができないか考えたり、繰り返しの試行錯誤や、何回も創意工夫をすることで、よりよい研究ができますので、実験や観察のときは、繰り返し何回も行なうようにします。

実験や観察は、1回で終わるものではありません。実験を1回だけ行なうだけでは、実験になりませんし、比較や分かったこと、反省点などが見えてきません。小学生の頃は、実験を1回だけしたことをまとめていてもいいかも知れませんが、中学生や高校生になったら、色々なデータを集めて比べたりする検証をするようにしましょう。

条件を変えるのは1つだけにする

実験で条件を変えるときに、複数の条件を同時に変えてしまっているケースがあります。これでは、変えたどの条件が影響しているのか分からなくなってしまいます。そのため、変える条件を1つだけにすることです。

理科の教科書などで読んだことがある人もいるかもしれませんが、変える条件を1つにすることによって、その実験や観察を比較することができるようになります。そうでなければ、テーマに合った実験を行うことができずに、分かったことや反省点などの考察をしたり、結論をまとめることができなくなってしまします。

例えば、「10円玉をピカピカにする調味料と時間」という実験テーマをするとき、調味料の量が違うと綺麗になるのに時間が違うかも知れませんので、同量で調べる必要があるかも知れません。また少ない量で、一番早くピカピカになる調味料があるかもしれません。と、それぞれの条件は1つずつ変えながらデータを集めていくことが重要になります。

観察は毎日記録することが重要

観察をする対象としては、植物や花などの他に、虫や動物などの生き物などの観察が選ばれます。その中でも簡単に取り組めるテーマが植物の観察です。自由研究で観察を行う際の注意点とはテーマの選び方と、観察を続けることです。特に雲や星の観察を選ぶときには毎日の観察が重要になります。

天気や温度・湿度などが影響することがありますので、日々の記録を書き残すようにしたり、デジカメやカメラで記録を残しておくといいです。月や星・雲などの観測をテーマにすると天候が悪くできないこともありますし、疑問を調べるときに、分かりやすい、理解できる関連する本を見つけておくと知識が無くても対応することができます。

片付けをきちんと行なう

色々な道具や、場合によっては薬品などを使って実験をしたときに後片付けをしないで、その場に置いたままにしてはいけません。実験や観察を終えたら、きちんと後片付けをするように注意しましょう。もしもおうちの人、小さな弟や妹が危険なものに触れてしまったり、口に入れてしまったり、踏んでしまったりしたら大変です。

せっかく自由研究のテーマに合った実験や観察を進めているまたは、終えられたとのに、ケガなどにつながったら嫌な思いをしてしまいます。片付けをきちんとして、使ったものや記録したノートなどは整理整頓しておくようにしましょう。

家族も自分も安全に進められるようにする

実験や観察を行なうときには、ケガをしたり、病気をすることがないように安全に行なうことが重要です。

例えば、危ない道具を使ったり、薬品を使うときにはあらかじめおうちの人に声をかけておくか、横で見守ってもらう環境で行うようにしましょう。また、どこかに行って観察を行う必要があるときには、おうちの人に相談してできるだけ一緒に行ってもらうようにします。夜に星空を見に行ったりするときに一人では危険です。

はさみやカッターなど鋭いもので指を切ったり、電気を使った実験などは感電などの危険もありますので、十分な安全対策を行ない進めるようにすることが大切です。

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まとめ

自由研究を行なうときに、慣れていないことをすることが多くあります。日々の記録を残したり、条件を変えて行なうときに、混ぜたら危険なものや火・電気などを扱うときには、安全対策と親と一緒に行なうなどすることが大切です。

小学生の頃は、実験の条件を変えたりすることが思いつかないとか、分からないということが多くあります。子供ができる範囲での条件変更や結果を考えて、親はアドバイスやサポートをしてあげるようにしましょう。