家のお風呂には買ってきた入浴剤を毎日入れていますが、買い忘れてしまったときに子供から「入浴剤が無いと嫌だ」と言われることがあります。色々な入浴剤を買っては楽しんでいますが、子供が自分で作った入浴剤を作りたいと言ったとの自由研究課題の実験レポートとしてまとめられるようにしようと思いました。入浴剤の作り方を調べたら簡単だし、材料も家にあるもので作ることができたので手作りして自由研究の実験レポートとしてまとめたいと思います。
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バスボム入浴剤の作り方の基礎データ
難易度 | 簡単 |
---|---|
対象 | 小学生3年生以上 |
実験期間 | 1日 |
テーマ | 実験 |
費用 | 0円 |
作り方は簡単で、小学生や中学生が多く自由研究テーマとしてレポートを作っています。高校生でも入浴剤を作ることがありますが、中学生以下とは違い色を付けたりアロマオイルなどの精油を入れたりしてデザインや形にこだわった入浴剤を作っているため目を引きます。
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用意するもの
材料 | 個数 |
---|---|
重曹 | 130g(2/3カップ) |
クエン酸 | 30g(大さじ3) |
片栗粉または コンスターチン |
18g(大さじ2) |
はちみつ | 22g(大さじ1) |
重曹やクエン酸も100均で購入することができます。また、重曹とクエン酸は台所などの水垢の掃除などにも使えますので、バスボム入浴剤の材料として使った残りはお掃除に使ってみましょう。
道具 |
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計量カップ |
計量スプーン |
ボウル |
ポリエステルの手袋 |
トレー |
ラップ |
計量カップや計量スプーンではなくて「はかり」を使ってもいいです。
バスボム入浴剤の作り方とレポートのまとめ方
目的・きっかけ・動機
入浴剤をお風呂に入るたびに入れていますが、色んな色や香りがあってお風呂の時間を楽しむことができます。自分でも入浴剤を作ることが出来るのか調べてみて、作り方が分かったので自分で入浴剤を作ってみました。自分で作った入浴剤もシュワシュワと泡が出るのか確認したいと思います。
バスボム入浴剤の作り方
出来上がった入浴剤を置くためのトレーを準備しておきます。トレーにはラップを掛けておくといいです。
重曹(133g)とクエン酸(30g)をボウルに入れます
続けて片栗粉(18g)を入れます。
さらに蜂蜜(22g)を入れます。
ポリエステル手袋をはめてから全体がよく混ざるように手で混ぜます。
100回くらい、こねたり、混ぜたりすると写真・画像のように手で握ると固まるようになります。
シリコンの型やクッキーなどの型抜きを使ってもいいですが、今回は手で丸めるだけにしました。
丸めたらラップを敷いた上に並べていきます。
すぐに使わない入浴剤はラップを巻いてみました。
ラップを巻いた入浴剤とラップを巻いていない入浴剤を準備しました。
ここまでの作業時間は約20分でした。
冷蔵庫で3時間から4時間冷やしたら完成です。
作った入浴剤を水に入れて実験
材料全体を混ぜるときに香りのある精油(アロマオイル)を入れると爽やかな香りがしてリラックス効果がさらに高まりますね。
入浴剤の効果を調べてみました
入浴剤の材料として使った重曹とクエン酸が肌に良い効果があります。
【重曹】
お湯をまろやかにする働きがあります。サラサラなお湯ではなく、しっとりとしたお湯は体を温める働きがあるほか、体臭や毛穴の汚れを落とす効果もあります。
【クエン酸】
柑橘系の果物に多く含まれている成分で抗酸化作用や活性酸素予防の効果があります。
市販の入浴剤も重曹とクエン酸から出来ているので、主成分としては同じ仕組みなので、同じ効果が期待できます。
なぜ、水に入れたら泡が出たの?
クエン酸は酸性で、重曹はアルカリ性です。アルカリ性である重曹は酸によって分解されて、二酸化炭素(炭酸ガス)が発生します。
でも、粉末のクエン酸と重曹を混ぜたときに二酸化炭素は発生しませんでした。固体の状態では反応はありません。クエン酸と重曹を一緒に水に溶かしたときに(化学)反応を起こします。
重曹は炭酸水素ナトリウムでNaHCO3
酸はH+
NaHCO3+H+ ⇒ Na+ + H2O + CO2
と化学反応を起こし、CO2(二酸化炭素)が発生します。
入浴剤に入れると良い精油
保湿力・・・ゼラニウム&ローズ
美白効果・・・ベルガモット&サイプレス
肩こり・・・マジョラム&グレープフルーツ
冷え性・・・ジンジャー&ローズマリー
むくみ・・・グレープフルーツ&ジュニパー
気持ちを落ち着かせる・・・カモミールローマン&ベルガモット
リラックス・安眠・・・フローラル
筋肉疲労・・・ローズマリー
などの精油を2~3滴ほど混ぜるといいです。
2時間ほど放置したら・・・
入浴剤を2時間ほど放置していたら膨らんでいました。なぜ、手作りした入浴剤が膨らんだのか調べてみたら、原因は重曹でした。
重曹は、ニオイを吸収する消臭効果と湿気を吸収する吸湿効果があるため、部屋に置いていたら湿気を吸収して膨らんでしまいました。実験としては、面白い結果ができたので、重曹とクエン酸のそれぞれの特徴を調べるきっかけになりましたし、家にあった靴の臭いを取る消臭クッションの材料にも重曹が入っていました。
膨らんだ入浴剤をお風呂に入れたら、湿気を吸収する前と同じように泡が出ました。でも、溶けるのが早いような気がしました。膨らんで入浴剤の中に空洞が多く出来たことで水が入りやすくなり早く溶けたようです。
感想
入浴剤を作るのはもっと難しいものだと思っていましたが、材料が100円ショップで買えるものばかりですし作るまでの時間はたった20分ほどです。あとは冷蔵庫で冷やすだけで出来ました。
いつも気になっていたシュワシュワと出る泡が何なのか分かりませんでしたが、調べてみて二酸化炭素(炭酸ガス)だということを知りました。
他の実験として、
・重曹とクエン酸の割合を変えてみる
・色を付けてみる
・精油で香りを付けてみる
などして違う入浴剤を作ったり、溶け方や泡の出方を調べてみたいと思います。
はちみつを使っていますが水を使っても出来ますが、水だと化学反応を起こしてしまうことがあるのでスプレーなどで少量ずつ入れるようにしないと失敗することがあります。
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まとめ
入浴剤を作っていることを知らない子供が食べようとしました。食べ物ではないので、子供の手が届かない場所に置いておくなどしておくといいです。簡単に作ることができるので、自分のお気に入りの香りを付けたり、可愛い形にすることで作る楽しみが増えます。
手作りした入浴剤は冷蔵庫に入れる前と後では大きさが違いました。湿気を吸うことで大きく膨らみますので、最初に作る形は少し小さめで良いと思います。
何日か保管するときは、密閉容器に乾燥剤を入れ、ラップを巻いた入浴剤を入れて保管するといいです。
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