自由研究に取り組んでも必ず成功するとは限りません。むしろ、失敗することのほうが多いと思います。失敗しても落ち込まずに、再チャレンジできるものは、することで失敗したデータも活かすことができますが、失敗したままの自由研究のテーマをまとめて提出することに抵抗がある人もいるようで、別の課題を選び、新たに行なう人もいます。でも、せっかく取り組んだ自由研究なので、失敗しても上手にまとめることで十分に提出できる内容の自由研究のまとめ方ができます。

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自由研究で失敗したときの上手なまとめ方

自由研究を進めていくと上手く行かないことがあります。

・本の通りに実験を行なったのに、得られたデータ・結果が違う

・植物観察をしていたら枯れたしまった

・図面通り工作をしたけど上手くいかない

・理科科学実験でどうしても手順通りしても作れない

などといった経験をすることが多いです。自由研究の提出は成功したものを出さないといけないということはありません。学校からのお知らせや案内にも失敗したデータの提出はダメとは書かれていません。課題に取り組んだことを、きちんとまとめていくことで自由研究になります。失敗したときに、どう自由研究をまとめたら良いのかまとめました。

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実験や工作の失敗は改良方法などの比較検討に活かす

自由研究で実験や工作をテーマとして取り組んだとき、残念ながら失敗をしてしまうケースがあります。ここで諦め、別のテーマに移行してしまうと、この取り組みは全くの無駄になってしまいます。めげずに成功するまでやってみる、あるいは別の方法で成功を目指すように取り組むと、この失敗というのは成功を彩るエッセンスになります。「こうすると上手くいかないが、こうすると上手くいく」という具合にまとめることで、研究に一層の厚み・深みを増すことができます。

観察途中で植物が枯れたときは仮説と反省点を比較する

自由研究で植物を栽培して観察するという課題は実施しやすく、結果としても最終的に作物が取れたり、花が咲いたりと子供にとっても嬉しい内容になることが多いです。でも、植物である以上、枯れてしまうことがあります。子供にとっては、人に見せたくないと思ったり、親からしてみてもダメだっただと思うかもしれません。しかし、実際の研究の世界もそうですが、大半の研究で失敗が起こり、反省し、次に生かすという流れになります。

子供のうちに研究を行ない、失敗した原因を考え、反省をするという流れを知ることができるのは良い経験になります。例えば、枯れた原因は水やりが足りていなかったのか、水をやりすぎて根が腐った結果枯れたのか、もしくは害虫がついて枯れたのか、原因を考えることこそが自由研究です。

枯れてしまったという結果と、何が悪かったのかという反省点、改善点をまとめることで、失敗した原因が分かり、次につなげることができます。次にというのは、来年の自由研究で同じテーマを選んでもいいです。昨年、こんな失敗をしたから、今年はここを改善した結果、どうなったのかということをまとめるようにすると面白い自由研究になります。

失敗したデータを使ってグラフや表を作成しまとめる

自由研究で失敗を恐れることはありません。そもそも自由に研究していいわけですから、何をやろうが自分の勝手です。植物を観察したけど水やりを忘れて枯れちゃったとか、カブトムシを買っていたけどエサをやり忘れて死んじゃった、というような事態になっても悲観することは一切ありません。そのことをありのままグラフや表を作成して提出すればいいです。何日水をやらなかったら植物は枯れたのか、何日エサをやらなかったらカブトムシが死んだのか、それを素直に書きます。それは、かけがえのない研究成果です。

資料やデータが多いときはアルバムやスクラップ形式でまとめる

自由研究を進めて色々なデータや資料がたくさん集まってしまうことがあります。資料やデータが非常に多くなってしまったとき、学校から紙のサイズや形式、枚数などの指定がなければ、アルバムやスクラップ形式でまとめると見る際に非常に分かりやすく、そしてまとめやすくなります。必要な資料や写真などがある場合には、切って貼り付けるだけでまとめることが出来ますし、もしすぐにはがせるタイプのアルバムであればやり直しも簡単です。

使いたい写真を決めてからまとめていく方法

この写真は是非使いたい、見てもらいたいというときには、写真から選んでもいいです。その写真を紹介するための、流れを考えながら自由研究をまとめていくのも1つの方法です。それが、失敗したときの写真でも問題ありません。

失敗しても上手く資料にまとめることで面白いまとめ方になる

自由研究のテーマに失敗した場合でも、それを上手く資料にまとめれば、逆転の発想でとても面白い研究資料を作ることができます。それは、何故失敗したのか、どうするべきだったのか、自分で行った研究の過程から結果までを盛り込みつつ、そうならないための成功する方法についてまとめていくといった方法です。研究とはそういうもので、上手くいかなかったからこそ学ぶことが多い、そこに着眼点を置いてテーマからずれることなくまとめていけば、ありきたりの自由研究の結果よりも素晴らしいものができあがります。

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まとめ

自由研究に失敗したことをまとめて提出しても問題ありません。でも、目的・用意したもの・過程・工程・結果だけでは、失敗したことしか分かりませんので、まとめ方としてはもう一歩です。失敗したことを踏まえて、成功するためにはどうしたら良かったのか、反省点を活かすことを書いておくといいです。本来、こういう結果になる予定だったというものがあれば、それを参考に失敗したことと比較して、改善点をまとめるとより分かりやすいです。

工作や実験は、やり直しができる自由研究テーマなので、もう1度できる課題はやり直すようにします。これが、自由研究のあり方です。失敗を繰り返すことで、成功データを得ることができます。小学生だけではなく、中学生や高校生も、1回で成功できる自由研究は簡単すぎるかも知れません。

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