自由研究テーマで牛乳パックを使ったビックリ箱の工作をしました。簡単に作ることができますので、小学1・2年生の低学年向けの内容です。高学年の小学生がビックリ箱を工作するなら、おすすめの方法がありますので紹介します。低学年の子供でも30分あれば作れてしまう工作です。それでは、牛乳パックを使ったびっくり箱の作り方とまとめ方についてお伝えします。

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びっくり箱を作る基礎データ

難易度 簡単
対象 小学生
作成時間 30分
テーマ 工作・実験
費用 約150円

工作だけであれば小学1・2・3年生向けですが、実験として捉えるのであれば高学年の小学4・5・6年生でも取り組める内容になります。

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用意するもの

●1リットルの牛乳パック・・・1個

●高さの低い箱

●輪ゴム・・・7個程度

●はさみまたはカッター

●ものさし

牛乳パックを使ったびっくり箱の作り方

牛乳パックの底の部分をカッターを使って切り抜きます。

牛乳パックを2cm~3cm幅に切っていきます。

牛乳パックが輪切りになるように切っていきます。

対角線上にある角の上下を5mmくらい切り込みを入れます。

切り込みを入れたら状態です。

切り込みに輪ゴムを通して、びっくり箱から飛び出すバネの出来上がりです。

びっくり箱の遊び方

輪ゴムを付けた輪を、輪ゴムを押し広げるように平らにしてます。準備した輪を全て押し広げます。

全部、輪ゴムを押し広げるように平らにしたら束にします。

束にした輪を箱にセットします。このとき、手を離してしまうと飛んでしまいますので、指で抑えたままフタをします。

このように、箱のフタをしたら完成です。

牛乳パックの輪の数が少ないとあっという間に終わってしまいますが、数を増やすことでフタを開けてから飛び出すところがよく見えるので、牛乳パックを複数個準備できるようであれば、たくさん作ってセットすると面白いことになります。

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ビックリ箱の工作・実験のまとめ方

ビックリ箱は、中にセットした牛乳パックがフタを開けることで飛び出すという仕掛けです。この仕組みを理解できるようにするのがまずは重要です。

低学年の小学生のまとめ方

きっかけ・用意したもの・作り方はもちろん書きますが、輪ゴムのバネの力を利用した仕組みだということを分かりやすくまとめることが大切です。広げた輪ゴムは縮む力が働きますので、輪ゴムをセットした牛乳パックの輪は、元に戻ろうとしますが箱のフタで抑えられているため元に戻ることができません。そこで、フタを開けると横に広がっている輪ゴムが元に戻ろうと輪ゴムが中央に戻ります。

戻ったときに、力が上下に分散されますが、下には土台になるものがあるため、土台を押す力となり力を抑える何もない上に跳びはねるという仕組みがビックリ箱です。写真だと伝わりにくいときには、イラストを使って力の伝わり方を解説すると分かりやすくなります。

高学年の小学生のまとめ方

低学年のようにゴムのバネの力についてまとめるのと一緒に実験も行なうといいです。

・牛乳パックの切る幅を変えると飛ぶ距離が変わるのかどうか

・輪ゴムが1本のときと、2本のときでは飛ぶ距離が変わるのかどうか

について、実験してまとめるといいです。

牛乳パックの幅 輪ゴム1本 輪ゴム2本
1cm 70cm 100cm
2cm 80cm 110cm
3cm 100cm 130cm
4cm 80cm 100cm
5cm 60cm 80cm

データを集めて表にまとめるとこんな感じになりました。一番よく飛んだ牛乳パックの幅は3cm、輪ゴムは2本使ったときでした。ゴムが元に戻る力が1本よりも2本のほうが強いため高く跳びはねることが分かりました。

牛乳パックの幅は、狭いと輪ゴムが戻ろうとする力に負けてしまい、途中で折れ曲がり力が上手く伝わらずに跳ねる力が分散してしまっていました。幅が広いと重くなるため飛ぶ距離が低くなる結果となりました。

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