りんごをお母さんが切ってくれても丸々1個を食べるのは大変です。そのまま放置しておくとりんごはすぐに茶色く変色してしまいますよね。そんなときいつもお母さんから言われるのが「塩水に漬けておくと変色しないから漬けておいてね」です。言われたことがありますよね。そこでりんごの変色を防ぐための方法について塩水だけではなく、他の種類の液体を使って変色を防ぐことができるのか時間毎に様子を見て調べてみようと思いました。

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りんごの変色実験の基礎データ

難易度 簡単
対象 小学生5年生以上
実験期間 1日
テーマ 実験・観察
費用 100円

りんごの変色実験自体は簡単なものなので小学1年生からでもできる自由研究のテーマになります。ただ、変色する理由について調べたり、考えたりするには小学校高学年にならないと分からないと思うので対象学年は小5以上にしています。費用はりんご1個分の価格で、変色を防ぐための調味料などは家にあるものを使いました。とくに新しい調味料を用意する必要はなく、台所や冷蔵庫にある飲み物なども使って実験・観察するといいです。

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用意するもの

りんごの変色実験のやり方|目的・実験方法・結果考察・まとめ方

材料 個数
りんご 1個
0.5g~1g
はちみつ 大さじ2
砂糖 大さじ1
レモン汁 小さじ1
お酢 小さじ1
炭酸飲料 200ml
牛乳 200ml

りんごの変色を防止するために選んだ調味料や飲み物を選ぶといいです。飲み物は炭酸飲料のコーラ・牛乳を使いました。オレンジジュースやリンゴジュースがあれば使ってみるのも面白いと思います。

調味料では、塩・砂糖・お酢・はちみつ・レモン汁を使いました。他にも準備する液体があれば用意しておきましょう。

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りんごの色の変色・変化を調べよう

目的・きっかけ・動機

りんごを切ったまま置いておくと、りんごの色は変化していきます。茶色く変色してしまい見た目が良くありません。りんごの変色を防ぐための方法について知るために調味料や飲み物・ドリンクを使って、りんごが変色していく様子を調べてみました。

実験のやり方

準備した調味料を水に溶かして、塩水・はちみつ水・砂糖水・レモン水・酢水を作り、飲み物・ドリンクはコップに入れて、カットしたリンゴを5分間液体の中につけたあと、取り出して様子を観察しました。

それぞれの状態を確認するために、下記の11個のパターンでりんごの色の変色を調べました。

・食塩水
・はちみつ水
・砂糖水
・レモン水
・炭酸飲料
・そのまま
・ラップ
・牛乳
・水につけたまま
・酢水
・冷蔵庫に入れる

りんごの色の変化を予想する

食塩水に浸すことでリンゴの変色を防ぐことができるのは、塩の成分が何か働いて変化を防いでいるのかも知れません。であれば、甘い砂糖やはちみつではリンゴの色が変化するかも知れません。

いろいろな味の液体にリンゴをつけることで、リンゴの変色の変化を見たみたいと思います。

実験の準備をする

りんごの変色実験のやり方|目的・実験方法・結果考察・まとめ方
切ったりんごをつけておく液体を作ります。

食塩水を作る

食塩水は、水1カップ200ccに0.5gの塩を溶かします。

はちみつ水を作る

はちみつ水は、水1カップ200ccに大さじ2杯の蜂蜜を溶かします。

砂糖水を作る

砂糖水は、水1カップ200ccに大さじ1杯の砂糖を溶かします。

レモン水を作る

レモン水は、水1カップ200ccに小さじ1杯のレモン汁を溶かします。

酢水を作る

酢水は、水1カップ200ccに小さじ1杯のお酢を溶かします。

炭酸飲料・牛乳・水をコップに入れる

炭酸飲料・牛乳・水をコップに200cc入れます。

りんごを切る

リンゴを切ります。

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実験方法

液体にリンゴを5分間浸す

りんごの変色実験のやり方|目的・実験方法・結果考察・まとめ方
準備で作成した液体にリンゴを5分間浸します。リンゴのほうが長くてすべてが浸りませんでした。2分30秒で上下を入れ替えてリンゴ全体に液体が行き渡るようにしましたが、底が平らなお皿があればそれを使って漬けたほうがいいですね。

5分間つけたらお皿に移す

りんごの変色実験のやり方|目的・実験方法・結果考察・まとめ方

お皿に液体につけたリンゴと、他のそのままの状態、ラップに包んだもの、冷蔵庫で保存するもの、水につけたままにするものも含めておいて色の変化を確認していきます。

時間経過とともに色の変化を確認する

リンゴ
の状態
15分
30分
1時間
2時間
4時間
6時間
そのまま
ラップ
食塩水
砂糖水
酢水
冷蔵庫
蜂蜜水
牛乳
レモン水
炭酸飲料
水に
つけた
まま

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結果・考察・感想

りんごの変色実験のやり方|目的・実験方法・結果考察・まとめ方

リンゴの変色の変化を15分後・30分後・1時間後・2時間後・4時間後・6時間後で変化を調べてみのが上の写真・画像です。それを元に、リンゴの変色の状態を確認し、りんごの変色を防ぐことができる方法はどれか確認しました。

りんごの変色の状態・6時間後のりんごの味、実用性があるのかどうかを下記の表にまとめました。

リンゴの状態 変色の状態 実用性
そのまま 表面が乾燥し始め、1時間後あたりから茶色く変色が進んだ 風味が無い
スカスカ
×
ラップ 2時間後から茶色く変色が始まった 乾燥は無し
茶色く変色した
食塩水 3時間経過したあたりから少し変色が始まった しょっぱい ×
砂糖水 4時間後から少し変色が始まる 少し甘い感じた
少し乾燥してた
酢水 ほとんど変色しなかった 酸味があり
不味い
×
冷蔵庫 そのままよりも乾燥し見た目が悪い15分後から明らかに変色していた 風味が無い
スカスカ
×
蜂蜜水 少し変色したけど見た目は良い 蜂蜜の甘みがある
牛乳 1時間後から変色が始まった 変化なし
若干乾燥
レモン水 30分後から変色が始まり変色予防効果短い 酸味が強い
スカスカ
×
炭酸飲料 2時間後から茶色く変色が始まった 変化無し
水につけたまま 変色はしなかった水分を吸ってフニャフニャになった1時間程度なら効果大 食べたくない

りんごの変色の観察をしたところ、砂糖水と蜂蜜水につけたりんごの色の変化は少なく、味も砂糖やはちみつの甘みがりんごにうつっていますが、甘いほうが好きという人にはいいと思います。

食塩水は3時間後あたりから変色が始まりましたので、それまでなら変色を防ぐことができました。でも、味が塩っ辛くなります。塩分濃度を調整して塩加減を減らすといいのかも知れません。

以外だったのが冷蔵庫で保存していたリンゴです。15分後には表面が明らかに乾燥し、茶色く変色していました。

実験の予想で思っていたのと違う結果になりました。塩の成分が茶色く変色するのを防ぐ訳ではないようです。何かに漬けることでりんごの変色を防ぐのではないかとう結果になりました。

どうして、りんごの色が茶色く変化するものと、変化しないものがあるのか調べてみました。

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りんごが変色する原因・理由

りんごが変色する原因は「ポリフェノール」という成分が含まれているからです。このポリフェノールとは、植物の色素や苦味を作っている成分の総称で5000種類以上もの存在します。

りんごにはポリフェノールとポリフェノール酸化酵素が含まれています。このポリフェノール酸化酵素にはタンニンという物質が含まれていて、タンニンは酸素と結びついて化学反応を起こし酸化します。そして、りんごを茶色く変色させるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やエピカテキンという物質が酸化酵素によって空気と反応して酸化し、茶色く変色してしまうというのがりんごの色が変化する理由です。

【リンゴが変色する原因は3つ】

・酸素
・ポリフェノール
・ポリフェノール酸化酵素

りんごの変色を防ぐ方法

りんごの変色を防ぐ方法は「空気に触れさせないこと」です。

りんごの変色の原因・理由で書いたように空気中の酸素に触れることで酸化して茶色く変色してしまいます。そのため、切らなければ皮が空気から守ってくれるので茶色く変色することはありません。そこで、切ったりんごの表面を何かでコーティングしてあげれば変色を防ぐことができるということになります。

塩水に含まれるナトリウムイオンが、りんごの表面に膜を作り酵素の働きを抑えてさんかを防ぐため茶色く変色するのを防ぎます。

レモン水に含まれるビタミンCはポリフェノールよりも先に酸化反応をするため、りんごの酸化を防ぐことができます。

と、りんごの変色を防ぐためには切ったリンゴの表面をコーティングすることで空気に触れないため、変色を防ぐことができます。

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まとめ

りんごの変色を防止する方法の実験で分かったことは、食塩水を使うよりも砂糖水やはちみつを使ったほうが変色を抑えられ、美味しく食べることができるということです。塩水だと、しょっぱさがりんごに移ってしまい美味しくありません。砂糖やはちみつは甘さをプラスしてくれるので子供には喜ばれると思います。

そして、空気に触れないようにすることも大切なので、砂糖水や蜂蜜水につけたあとはジップロックなどに入れて空気に極力触れないようにすることで色も味も変わらすに美味しく食べることができます。

さらなる発展実験として、

5分つけたりんご
つけっぱなしのりんご
5分つけたりんごをジップロックに入れる

で、変色や味の変化を確認してみるのも面白いと思います。

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